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ドローンによるカワウ防除講習

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    ホビージャックスズキさん6月9日、10日の二日間加須市にある埼玉県水産研究所において全国で初めてドローンによるカワウ防除講習会が開催されました。
    主催は全国内水面漁業組合連合会で水産庁、国土交通省が協力して行われました。参加者はカワウ被害に苦しむ全国の内水面漁協が集まりましたが、遠くは九州の福岡県や四国の愛媛県、福井県、富山県と遠方からの参加が目につきました。カワウ被害の全国的な広がりとその深刻さを肌身で感じることができました。

    資料講習1日目は座学でまず国土交通省航空局の「航空法の関係法令とドローンの飛行ルール」の講義がありました。続いて水産庁より安全対策指導指針として「カワウ等被害対策に無人航空機を使用する場合の指導指針」についての講義がありました。そして万一のドローンの事故にかかわる保険の勉強。最後に昨年全国に先駆けてドローンを使用してカワウ対策を実施した群馬県両毛漁協の実例などが紹介されました。




    操縦装置講習二日目は快晴に恵まれ、ドローンの操縦訓練が実施されました。ドローンの挙動そのものは驚くほど安定していて操縦操作は比較的短時間で習得できます。むしろ難しいのはそのセットアップでしょう。ドローンを制御するソフトを操作するためにアイフォン6などのスマホが必須です。スマホに連動したタブレット端末をモニターとして使用することで墜落しにくい安全な運用を実現しています。実際、ドローンの飛行にはGPSと連動したジャイロシステムを自律的に統合運用し4つのモーターそれぞれを独立制御することでホバリングは驚くほど安定しています。
    ドローン本体私の感覚としては操縦しているというよりも、ネットワーク化したコンピューターに操縦させてもらっている感覚です。
    アナログラジコンに憧れた世代としてはドローンを操縦する快感はあまりありません。スタンドアローンな機体ならハマるかも知れないだけにちょっと残念。すみませんこれはあくまで個人の見解です。
    今回使用したドローンは現状では25万円ほどのお値段。もちろんスマホやタブレットの価格は含まれていません。また航空法や水産庁指導指針に合わせた飛行計画書および報告書の作成は事務的にも低いハードルではありません。保険料やスマホ料金など運用経費を含めて考えると経済的にも決して安くはないこの機械をどのように有効活用していくのか、今後の課題といえるでしょう。(報告=吉田俊彦)



    埼玉県の秩父漁協の松本組合長も浦山ダム下流の管理釣り場(秩父フライフィールド)へのカワウの来襲には手を焼いているとのこと。カワウは年々賢く大胆になっていて防鳥テグスの合間から川に潜ることもあるそうです。峡谷や山間地でのドローンの有効な活用が期待されます。

    群馬県は両毛漁協の中島淳志代表理事組合長(左写真の中央)はドローンにより巣にテープを張るカワウ防除対策を昨年11月末に全国に先駆けて実施しました。中島組合長はその若さと情熱でヤマメの親魚放流による増殖など多方面にわたる積極的な活動で知られています。フライフィッシングにも造詣が深くプロ級の腕前です。

    テープ張り※以下、両毛漁協と中央水研によるテープ張りのデモンストレーションです。







    写真と文=よしだとしひこ
     









     
    入間漁業協同組合 * - * 12:59 * - * - * -
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